セールアンドリースバック

一般的な任意売却や競売では、どうしても引越しが伴います。 

今までの生活環境を変えて新しい生活を始めなければなりません。そのためには費用も必要となりますし、住み慣れたご自宅、地域コミュニティからの別れやお子様の転校等、多くのデメリットが生じてきます。 
そこで土地建物を第三者に購入してもらうけれど、売主側が賃料を支払って賃貸借契約を結び、その建物を使用できるようにする方法がセールアンドリースバックです。 
売却した土地建物を何年か賃借した後に、優先的に本人または家族名義で買い戻す特約を付けられる場合もあります。 

しかし、一般的な任意売却や競売によるデメリットを解消し、大切なご自宅を将来は買い戻すこともできるこの方法は、非常にいい方法に見えますが、下記のデメリットもあり、一般の方にはまだまだ普及していないのが実情です（もともと事業用で使われることが多い手法です）

一般的な『任意売却』		セールアンドリースバック
売却後に引越しをしなければなりません。新しい買主の都合によっては、急いで引越さなければならない場合もございます		家賃を支払いながら引き続き住み続けることができます。今までと同じ生活を送ることができます。
転居先の敷金礼金、仲介手数料等や運送会社への引越し代金等、多額の費用が必要となってきます。		引越し不要ですから、引越し費用は、不要です。 (賃貸借締結時、保証金等が必要となります。)
任意売却や引越しとなると、ご家族のプライバシーが守れません。		当社提携先への売却、その後も引越し不要ですから、よりご家族のプライバシーを守ることができます。
一度手放し、第三者の手に渡った不動産を再び買戻すことは、ほぼ不可能なことです。		数年後再びご本人又はご家族によって買戻すことが可能です。
大切なご自宅を処分し、全く一からのスタートとなります。新しい目標を見いだせないことも多いです。		数年後の買戻しの目標設定ができ、目標に向かって計画的な生活が送れます。

セールアンドリースバックのデメリット

１　住宅ローンや不動産担保ローンを滞納状況下で、セールアンドリースバックを行えば、信用情報が傷がつきますので、売却後所有者ないし債務者本人はローンを組むことができなくなる恐れがあります。

２　セールアンドリースバックは、住宅（土地建物）を第三者に買ってもらうけれど、引越せず賃料を払って引き続き利用（居住）する方法です。したがって賃料利回りから代金が算出されますので、通常の任意売却より売却代金が低額になる可能性があります。

３　買戻特約が付けられる場合には、通常のセールアンドリースバックより売却価格が低額になる可能性があります。

４　リースバック条件（賃貸借条件）を守れそうな収入状況にないと、 セールアンドリースバックを断られることもあります。

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